02 / 蓄電池の役割再エネを、
捨てずに貯める。

太陽は、電気が必要な時間を選んで照らしてはくれません。昼に余る再生可能エネルギーを、需要が高まる時間へ。系統用蓄電池は、発電と需要の「時間のずれ」を埋めるインフラです。

森の苔の上に置かれた電球

01出力制御という課題

晴れた日ほど、
再エネが止められている。

電気は、つくる量と使う量を常に一致させる必要があります。晴天の昼に太陽光の発電が需要を上回ると、ほかの調整手段を尽くしても余る分は、再エネの発電を止めて調整します。これが「出力制御」です。

8.5TWh

日本で1年間に出力制御されるクリーンな電力量

4.8%

九州エリアの再エネ出力制御率(2024年度)

0時6時12時18時24時 電力の使用量 太陽光の発電量 余剰電力 出力制御:発電を止めて調整 蓄電池に充電 需要ピークに放電 再エネを無駄なく、ピークを支える

図は1日の需給関係を模式的に示したイメージです

—課題の構図

つくる技術はある。
足りないのは、届ける時間。

電力は、工場や鉄道、病院、データセンターを支える社会の土台です。日本のエネルギーをめぐる状況を、5つの要素で整理しました。

  1. 01

    輸入に頼るエネルギー

    エネルギー自給率は約20%。大半を海外からの輸入に依存しています。

  2. 02

    停止が続く原子力

    2011年以降、停止や再稼働の遅れが続き、供給力の不足が構造化しています。

  3. 03

    増える再エネ、止まる発電

    再エネは急速に拡大。しかし柔軟性の低い系統では、晴天や強風の日に出力制御が起きています。

  4. 04

    伸びる電力需要

    AI・データセンターや電化で需要は増加。世界のデータセンターの電力消費は2030年までに約945TWhへ倍増すると予測されています(IEA)。

  5. 05

    欠けているのは「貯める」

    クリーンな電気をつくることはできる。必要なときに届ける蓄電こそ、エネルギー転換に欠けたもう半分です。

02蓄電池のしくみ

発電と需要の
「時間のずれ」を、
蓄電池が埋める。

系統用蓄電池は、発電所や家庭ではなく、電力系統に直接つながる大規模な蓄電設備です。電気が余る時間に充電し、足りない時間に放電します。

コンテナ型の系統用蓄電池と風力発電・太陽光パネルのイメージ

※画像はイメージです

  • 充電:余った再エネを吸収する

    太陽光の発電が需要を上回る昼の時間帯に充電。出力制御で失われていた電気を貯めます。

  • 放電:需要のピークに届ける

    日没後など、電力需要が高まる時間帯に放電。ピーク時の電力供給を支えます。

  • 調整力:系統の安定に貢献する

    再エネの出力変動と需要とのずれを吸収する「調整力」として、電力の安定供給に役立ちます。

活用する電力市場需給調整市場卸電力市場容量市場

03蓄電池の24時間

正午に貯めて、
夕方のピークに届ける。

季節を切り替えたり、グラフをなぞったりして、1日の中で蓄電池がどう動くかをご覧ください。

時刻
19:00
太陽光の発電
0MW
電力需要
0MW
蓄電池
待機
蓄電量
0%
太陽光の発電 電力需要 系統負荷(蓄電池なし) 系統負荷(蓄電池あり) 需要を上回る太陽光(蓄電池がなければ出力制御の対象) 充電 放電

※最大需要1,000MWの仮想的な地域系統に、出力180MW・容量720MWhの蓄電池を接続した場合のモデル計算です(晴天日の日射モデルと代表的な需要カーブを使用)。当社プロジェクトの実績値ではありません。

数値を表で見る

04よくあるご質問

よくあるご質問

系統用蓄電池と当社について、多くいただくご質問をまとめました。

その他のご質問はこちら

QGreen Batteryはどのような会社ですか?

東京に本社を置き、系統用蓄電池の開発・建設・運営・販売を行う会社です。太陽光や風力の発電のうち、出力制御で失われていた電力を蓄え、夕方などの需要ピークに系統へ供給します。

Q系統用蓄電池とは何ですか?なぜ日本に必要なのですか?

電力系統に直接接続する大規模な蓄電設備です。再エネの発電が需要を上回る時間に充電し、需要が高い時間に放電します。日本はエネルギーの大半を輸入に頼る一方、年間約8.5TWhのクリーンな電力が、発電した瞬間に系統で受け入れきれず出力制御されています。蓄電池はその電力を、必要なときに使える電力に変えます。

Qどのようなサービスを提供していますか?

用地の取得・選定、システム設計、系統連系の申請と許認可(長期脱炭素電源オークションを含む)、実績あるTier-1の技術パートナーとの調達・建設、長期の運営・アセットマネジメントまで、一つのチームで提供しています。事業内容を見る

Qプロジェクトはどこにありますか?

東北・東京・中国・九州の4つの電力エリアで開発しています。2026年9月1日時点の系統連系申請は396件(特別高圧28件、高圧368件)です。プロジェクトを見る

Q蓄電所の取得や投資はできますか?

はい。今年度にご案内できる案件をご用意しています。詳細な仕様・容量・取引条件は、ご検討いただける方に個別にご案内します。投資・案件取得について問い合わせる

Q土地を持っています。蓄電所に活用できますか?

可能性があります。系統連系、土地利用、許認可の観点から早い段階で適性を確認し、最初のご相談から建設まで土地所有者の方と伴走します。土地について相談する

Q蓄電所の安全はどのように守っていますか?

電池管理システムによるセルの電圧・温度の常時監視、熱・煙・ガスの検知と連動した自動消火、運転開始前の消防との協議、十分な離隔距離、低騒音の機器、24時間の遠隔監視を組み合わせています。安全・地域共生を見る

Q会社はどこにありますか?

本社は東京都港区芝3-2-18 ICON PLACE SHIBAKOEN 7Fです。仙台(東北支店)と福岡(九州支店)に拠点があり、従業員は約50名。一般社団法人 蓄電池事業者協議会の会員です。会社概要を見る

夕暮れの蓄電所と太陽光・風力発電のイメージ※画像はイメージです

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